Horize サドルカバーを購入 川住製作所 KW-222BK

2020年10月3日土曜日

DAHON Horize Disc

先日、BROOKS FLYER IMPERIALという革サドルを買った。
本革は水に弱いので、雨の日はサドルカバーを付けた方が良い。

また、長時間駐輪しておく場合も、サドルカバーを付けておけば急な雨を防げるし、直射日光も防げるし、いたずらや盗難される可能性も低くなる。
自転車が風で倒れた時にサドルが傷つかないという利点もある。

ブルックスは純正のサドルカバーがあるのでそれを買っても良いのだが、値段が高い上に、中身がブルックスというのが一目でわかってしまうので止めた。
盗難対策という意味では、もっとチープな見た目のもので良い。

私は基本的に雨の日は乗らないので、高い防水性は望まない。
想定外の急な雨に対応できれば良い程度で。

■素材について
ビニール製だと
・安い
・軽量
・携帯するときに小さくなる
・雨が染み込まない
・安いサドルに見える
という点では良いのだが、耐久性が低そう。
レビューでブルックスのサドルを使っている人が「ノーズ部分の金具で裂けた」と言っていたのが気になった。
いざ取り付けようとしたときに裂けたら困る。

あと、ビニール製+ゴムの場合、ビニールの切断面で革を傷つけてしまわないかも気になった。
そういうレビューは殆ど見ないので、多分大丈夫なんだと思うが。
その点が考慮されている商品が望ましい。

ストレッチ素材の場合は、表面に雨が染み込んでしまう商品が多いみたい。
雨が染み込んだ状態で乗るとズボンが濡れてしまうと。
また、付けたまま乗っていると、劣化して撥水性も下がるとか。(レビューより)

下部で絞る部分がゴムのみだと、サドルの形状によってはしっかりと収まらないというレビューがあった。
そこで、絞ることも出来るタイプを選んだ。

■買った商品
川住製作所 サドルカバー フィット KW-222BK ブラック
amazonで632円だった。

このサドルカバーは「のび~る」系。
材質は、表面はポリウレタン、裏面はポリエステル。
表面は撥水するが、裏面は撥水しない。
この裏表の素材が逆のパターンだと、サドルカバーに雨が染み込むので注意。

amazonの☆1つのレビューで「裏地に雨が染み込む。ズボンが濡れる。」とか書いている奴がいるが、こいつはわざわざ裏返して使っているので参考にしてはいけない。
もし裏返していないなら、表は染み込んでいないようので、どういう状況なのか不明。

届いた商品を見る限り、表面は普通に撥水しそう。
ただ、他のレイングッズと同様、しばらく使っていれば撥水効果は少なくなっていきそう。
そのときは防水スプレーでもかけてみる。

素材の切断面はふにゃふにゃで、革は傷つかない。
裏にゴムバンドが付いているが、それは少し硬めなので、そこだけ注意。
ただ、私のサドル(BROOKS FLYER IMPERIAL)では接触しない場所だが。

「のび~る」系で小さいサイズ(素材を伸ばす)だと、サドルの革(特にサイド部分)が丸まってしまう懸念あり。
サドルカバーを付けるのは雨の時で、湿気も多いし既に濡れている可能性だってあるし。
このサドルカバーのサイズは幅360×長さ360mm で少し大きめゆったりサイズ。
ブルックスB17系のサドルには少し大きいかも知れないが、あまり素材を伸ばさないで被せることができるかもと予想。
ゆるゆるになる可能性もあるが、ゴム紐が絞れるタイプなので大丈夫だろうと。

■設置
急な雨を想定し、雑に取り付けてみた。
設置は3秒もかかっていない。
シワが出ているが、このまま長時間乗るわけでもないので問題なし。

それよりも、スプリングの末端までスッポリ入ったことにびっくり。
素材は少し伸びているものの、特に意識して伸ばしたわけではない。(力は入れていない)
それなのに、このあつらえた感。

amazonのサンプル画像はスプリングが露出していたので、私もそうなるかと思ったが、一番下までカバーできた。
スプリングは露出しても良かったが、錆を考えるとカバー出来ていた方が良い。
ちなみに、ゴム紐は絞っていないが問題なさそう。
風で飛ばされる雰囲気は一切なし。

BROOKS FLYER IMPERIALの場合、サイド部分は紐で縛ってあるので、カバーのゴム紐部分を内側に入れることは出来ない。
しかし、ゴムがいい感じに働いていて濡れない感じ。

ゴム締め付けによる革の変形の懸念は、これもBROOKS FLYER IMPERIALの場合だが、サドルのノーズ部分はそもそも変形しないだろうし、サイド部分の前半は紐で縛ってあるのでここも変形しない。
サイド中央部分からテール側にかけてのせり上がり部分はカバーに余裕があるので、ここも変形の心配なし。
ということで、まったく問題なし。

ブルックスのサドルのスプリングは固めなので、スプリングでカバーを噛むことはない。
このまま乗っても大丈夫そう。

ほどよいダサさもいい感じ。
ママチャリの分厚いサドルに見えなくもない。
BROOKSのFLYER系サドルに、このサドルカバーはお勧めできるのではないだろうか。

現時点で不満はゼロだが、強いて言えば、携帯時(取り外した状態)のサイズが薄手のものに比べてかさばる事かな。
卵ぐらいの大きさがある。
と言っても、ふにゃふにゃな素材なので、サドルの下に入れる事は可能。
IMPERIALの場合はサドルに穴が開いていて、その穴から見えてしまうので私はやらないが。
サドルの下に入れる人は、商品のタグをうまく使って落ちないように対策しておけば良いんじゃないかな。

■サドルバッグを付けたとき
サドルバッグをカバーしない場合も、カバーをスプリングの下部に引っ掛けることが出来た。
スプリングへの引っかかりは浅いので、激しい乗り方をする人は外れてしまうかも知れない。

サドルバッグまでカバーする場合も、サドルバッグの下部以外はカバー出来た。
ただ、極めてかっこ悪いのでナシか。
サドルバッグが革製かつ横長だったりすると、サドルバッグが変形するかも。

ともかく、雨用のサドルカバーとしては十分な機能を果たしそう。
最近は買い物に失敗しまくっていたので、今回成功して良かった。
助かった。

反射板が隠れてしまっているので、あとで少し下げておく。