Horize ハンドル交換(仮設置) Velo Orange Porteur Handlebar

2020年9月13日日曜日

DAHON Horize Disc

■構想
ホライズの純正ハンドルはフラットバーなので自転車に対して垂直なグリップを握ることになる。
そして、やや前傾姿勢なので手に体重がかかり、手首が疲れやすい。

私は長い距離は乗らず、乗っても20~30kmぐらいだが、足よりも手首や腕の疲れが気になった。
足は問題なし。お尻は大丈夫っぽい。手首や腕は疲れる。股間の痺れは不安。
そこで、今回はハンドル周りを変えてみようかと。

ハンドルを変えるとなると、
「ブルホーンがよいか」
「ドロップハンドルにするのはさすがにやりすぎか」
などと連想するが、それらはフラットバーよりも前傾姿勢になってしまう。
街乗りメインの私には、そこまでの前傾姿勢はいらない。
かといって、ママチャリのようなハンドルにするのも、なんかつまらない。

そこで、ポーター系のようなクラシックなスタイルなんてどうかと。
コの字型のハンドルなら少しだけママチャリと差別化できる。

そういうハンドルは、フルサイズのクロモリフレームの自転車に付ける人が多いようだが、意外とホライズにも似合うんじゃないかと。
ホリゾンタルなフレームなわけだし。
私のホライズはディスクブレーキなのに、クラシックスタイルを目指すのはどうかとも思うが。
画像検索してみたが、ホライズでそういうハンドルを付けている人はほとんどいない様子。

でも
「やっている人がいない=差別化できる=ネタになる」
ということで、やってみようかと。

■ハンドル選び
プロムナードハンドルで検索するとたくさんヒットするが、水平に近いものは限られてくる。
ホライズは20インチなので、頭でっかちにならないように幅が狭いもので選びたい。

候補に上がったハンドルは以下の2本。
Velo Orange Belleville Handlebar Width:43cm
Velo Orange Porteur Handlebar Width:48cm

デザイン的には直線的なBellevilleの方が好み。
ただ、メジャーを使ってイメージしてみたら、私(174cm)には幅43cmは少し狭い気がする。
乗れないことは無いと思うが、腕が緊張しそう。
私が乗って楽なのは幅48cmのPorteurの方だと思う。

次に決めるのはハンドル径。
このハンドルバーには22.2mmと23.8mmが存在している。
ざっくり言えば、グリップを付ける人は22.2mm、バーテープを巻く人は23.8mm。
バーテープは握れる場所が多くて楽そう。

しかし、私が思い描くクラシックスタイルのイメージとは離れてしまう。
それに、ブレーキやらシフターやらを一気に交換しなくてはならないので、ややハードルが高い。
それらはいずれ交換するときが来ると思うが、とりあえず今回は22.2mmで様子を見る。

色は、23.8mmには黒とかもあるようだが、22.2mmにもあるのか不明。
私には在庫を見つけられなかったのでポリッシュで妥協。
しばらく乗って問題なければ、スプレーで塗るか、バーテープ的な何かを巻いて目立たなくさせる予定。

イメージが出来たので、Velo Orange Porteur Handlebarの22.2mmで決定。
amazonで購入。価格は4,400円だった。送料を含めると4,940円。
高いんだか安いんだかわからない。
付けられなかったときのダメージを考えると、もうちょっと安いと嬉しい。

Velo Orange Porteur Handlebarを付けるにあたって、
・ポジションチェンジャーを付けなかったら距離が近すぎるか?
・ワイヤー類は届くのか?
・シフターを付ける余裕はあるのか?
・素人がポン付けできる作業なのか?
・スプレーで塗れるのか?
と不安がいっぱい。

すべてをショップに任せるのもアリだが、金をかけた挙句に「なんか違う」となったら精神的に厳しいので、手間はかかるがパーツを一つずつ買って、様子を見ながら一つずつ交換していく予定。
リスクは最低限に。
今回はハンドルバーしか購入していない。

■設置編
正解など有って無いようなものだが、セミドロップハンドルのように下向き(下がる形)に取り付けるのが正しいっぽい。
Velo Orangeのロゴマークもそういう向き。
でも上向き(上がる形)になるように付けている人もいる。

私は上向きになるように付けた。
下向きは
・(上向きに比べて)前傾姿勢が強くなる
・ちょっと窮屈
・足(膝)との干渉が不安
・正面から見ると眠い顔
・ハンドルを上下逆に付けたママチャリのような侘しさを感じる
という理由で却下。
まぁ実際は、私がハンドルを上下逆に付けるのだけど。

設置は簡単。
ハンドルバーに付いているものを全て外して、ハンドルバーを入れ替えるだけ。

※画像のライトは塗装前
※サドルが斜めになっているのは気にしてはいけない

>ワイヤー類は届くのか?
私のホライズの場合は届いた。考え事が減って一安心。
ワイヤー(ケーブル)類は、前方でプラスチックのテープ状のもので束ねられているので、それを少し解く必要がある。

>シフターを付ける余裕はあるのか?
グリップを短いものにすれば、グリップの近くに付けられるとは思う。
しかし、フレームと並行に近いグリップ角度、かつラピッドファイヤーでは、シフトダウン(親指)が押しにくい。
押しやすい角度(上下)にすると、ハンドルバーと干渉する。(さらにグリップ部分が短くなる)

また、バーが曲がっている部分あたりは手を置きたくなると予想し、バーの横になっている部分にシフターを設置してみた。
ぎりぎり許されそうな見た目だと思うが・・・
やはりシフターは別途用意したくなった。

そして、ブレーキレバーも変えたい。
まぁ結局そうなるよねって感じだ。

ちなみに、画像のグリップは138mmでテスト的に付けたが、フルに差し込むとブレーキレバーが斜めになる。
引けなくも無いが引きづらいし、カッコ悪いので、グリップはもっと短いタイプの方が良い。
ホライズの純正グリップは130mmぐらいで、それでもわずかに斜めになるが、(私にとって)許せる範囲という感じ。
純正グリップを取り付けた画像は後の記事で。

>素人がポン付けできる作業なのか?
ハンドルバーの交換だけなら簡単。
その先は不明。
ゴムグリップの人は外すのに手間がかかるかも。
ブレーキやシフターは位置を変えたらケーブルの張りが変わったりするので、場合によっては調整が必要。
命にかかわる事なので、不安があるならプロに任せた方が良い。

>スプレーで塗れるのか?
今後の課題。

■乗車編
数回に分け、20kmぐらい乗ってみた。

<悪かった点>
乗車姿勢が予想とちょっと違っていた。
そのまんまだが、フラットバー(やや前傾)とママチャリの間って感じ。
良く言えば絶妙。悪く言えば、どっちつかずで微妙。

身長174cmの私の場合で、サドルの高さも影響あることだが、
ママチャリのように体を起こして乗るにはもう少しハンドルの高さが欲しい気がする。
(サドルを下げれば体勢は楽だが足が疲れてしまう。)

グリップの角度も、もう少しだけ開いていた方が乗りやすいと思われる。
だが、それを追求していくとママチャリになってしまうわけで、妥協点と思えなくもない。

前傾姿勢のスタイルに寄せるには、もう少し遠くても良いかも。
しかし、体重をかけるとなるとフラットバーの方が安心感がある。
グリップの角度的に、急ブレーキ時は前方にすっぽ抜けるイメージがあるので。
手首の角度的に、踏ん張りがきかない。
私はスピードを出さないのでそれほど影響ないが。

<良かった点>
ハンドルの曲がっている所あたりを持つと、一番しっくりきた。
フラットバーのグリップのあたりなので、単に体が慣れているだけの可能性があるが。
良かった点は、その場所を握る姿勢に疲れたときに、(グリップ末端側を握って)体を起こして乗れること。

説明が難しいが、バーエンドバーを手前方向に付けているような感じ。
体を起こして乗れるという選択肢があるのは非常に嬉しい。

また、握る(手を置く)場所を変えることにより、手の角度が変わるので、手首の疲れは軽減すると思われる。
前傾姿勢の角度も変わるので、首や腰も楽になりそう。
それを考えると、プロムナード系/ポーター系のハンドルは、私にとって間違いなく正解だった。

>ポジションチェンジャーを付けなかったら距離が近すぎるか?
このままでも乗れる。
普通の乗り方で、足(膝)に当たることはない。(もしかして;足が短い)
意図して当てようと思えば当たると思うが、気にならないレベル。
ハンドルバーが上向き&短いブレーキレバーというのも影響しているかも。

グリップを握る事に限定すれば、もう少し遠くても良いが、そうするとハンドルの曲がっている所を握るときに前傾姿勢の角度がきつくなる。

また、体を起こしたいときはグリップは近くにあった方が良い。
距離については私は問題ないと判断した。

全体的な見た目/バランスは、今のサイズで違和感はないと思う。
写真で見るとすごく幅が広いように見えるが、実物はそうでもない。丁度良い。
(今後の記事で、純正のハンドルバーとの幅の違いがわかる画像を載せる予定。)
これ以上幅が広くなると、頭でっかちな見た目になる可能性あり。

個人的に、このタイプのハンドルにはグリップを付けるのが似合っていると思うが、バーテープでも良い人は、23.8mmの径にするのが一番使い勝手が良いと思う。
私はグリップとバーテープの併用にしてみたい。


<今後の予定>
・試運転
しばらくはこのままで様子見。
問題なければスプレーで塗装。

・ブレーキレバー交換
ハンドルの曲がっている所を持つ事が多くなるなら、ギドネットレバーに換えたい。
見た目的にもクラシックで似合うと思う。

・シフター交換
見た目がやぼったいし、ハンドルに付いているのが邪魔なので、サムシフターに換えてみたい。
知識が足りないので、後回しになるかも。

・ベル交換
ハンドルから外したい。ハンドルステムあたりに付けたい。
とりあえずエクステンションマウント(サイコンマウント)的なものを買って、シフターとベルを付けておこうか模索中。
寄り道しないなら、サムシフターマウントのフロント側に付けるというアイデアをマルパクリスペクトしたい。

・グリップ交換
ブレーキを純正のまま使うなら、グリップは少し短いタイプの方が望ましい。
ギドネットレバーに換えるなら、長いグリップでも問題なし。

・サドル交換
体を起こして腕の負担を少なくするということは、お尻の負担が大きくなるわけで。
もうちょっと快適なサドルに交換したい。
一応、めぼしは付けてあるのだが、在庫が殆どない。


やりたいことが沢山あって大変だ。