Horize ダブルレッグスタンド購入 AKI WORLD OPEN DOUBLE STAND SD-MS-001

2019年5月15日水曜日

DAHON Horize Disc

ダブルレッグスタンドを付けたホライズ
ダブルレッグスタンドを付けたホライズ
スタンドを純正の1本足のセンタースタンドからダブルレッグスタンドに変更した。
購入したスタンドは『AKI WORLD(アキワールド) OPEN DOUBLE STAND BLACK SD-MS-001』。
amazonで¥2,298で購入。

MASSLOADやGIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) でも似たような商品(CL-KA56)があるが、型番が同じなのでOEMか何かだろう。元はMASSLOADかな?
同じ商品でもメーカーによって仕様が違ったり、付属品などが異なる場合があるので注意。

「AKI WORLD」の商品を買った理由は、私が買ったときはMASSLOADやGIZA PRODUCTSの同商品(ブラック)がamazonとYahoo!ショッピングで軒並み売り切れや取り寄せになっていたから。
売っていそうなストアは送料が高かったり。

買ったのは3月末だったが、その時期は自転車を買う人が多く、同時にダブルレッグスタンドの需要も高まったのが原因か。
そんな中、「AKI WORLD」の商品がamazonで在庫ありになっていたので飛びついた。

amazonは品薄商法でもやっているんじゃないかと思う事が多々あるが、Yahoo!ショッピングでも商品が少なかったのでその時は本当に在庫がなかったのだろう。
今見ると他のメーカーの品も普通に在庫ありになっているが、タイミングによっては売り切れる事もあるってことで。

■ダブルレッグスタンドのメリット

▼停車時の安定性が増す
運が良ければ(もしくは自分で切断するタイプなら)地面と4点接地になり、倒れにくくなる。
そうでない場合は3点接地だが、それでも普通の1本足のセンタースタンドよりは安定する。
鍵を付けるときに自転車がくるっと回ってしまうのが無くなる。
反対側(右側)に倒れてしまうのも防げる。

▼垂直に停車できる
カゴに荷物を置いたりキャリアに荷物を縛ったりするときに垂直だと楽。
狭い駐輪場に止めるときも、垂直の方が止めやすい場合がある。

特に、自転車の右側で地球ロックするときに超便利。
1本足のセンタースタンドだと、ロックするものに立てかけるようにしなきゃならない場合も多々あるので。

▼メンテがしやすい
3点接地の場合は、前輪か後輪が浮く。
タイヤを回転させてメンテ/テストする系の作業がしやすくなる。
メンテはメンテナンススタンドを使うという手もあるが、私の場合はメンテ場所が玄関なのでメンテナンススタンドは広さ的に厳しい。

▼折りたたみ時にサドルを下げなくても自立する
ダブルレッグスタンドやLanding Gearが無い場合は自転車を折りたたむときにサドルを下げる必要があるが、サドルを下げるのは面倒だし、乗るときに位置合わせが面倒だし、シートポストが傷つくし、シートクランプも消耗してしまう。
ダブルレッグスタンドならば、普段の運用でサドルを下げる必要がなくなる。

■ダブルレッグスタンドのデメリット

▼重量が重い
私が買った商品の重量は公表されていないが、他メーカーの同商品は560g。
純正品は計っていないのでわからないが、似たような1本足スタンドは155gで売っている。
400gの差は大きい。
軽い商品があれば良いのだが、ダブルレッグスタンドは自転車を持ち上げるような形なので、この構造では限界かも。
1本足スタンドは立てかける感じで負荷が少ないから軽くできるのだと推測。

▼坂道の停車に弱い
前後に傾斜がある場所なら問題ないが、左右に傾斜がある場所だと当然自転車も斜めになってしまう。
そのような場所は1本足スタンドに分がある。
地面に凹凸がある場合も安定しなそう。

▼耐久力に欠けるかも
重い自転車の場合、ハの字に広がっていきそう。
スタンド自体の重量はあるが、構造的にそこまで頑丈ではなさそう。

■設置編

本体側には長さ25mmぐらいのボルトが付属されていた。
それ以外に長さ44mmぐらいのボルトと押さえ金具の入った袋がホチキス止めされていた。
アーレンキー(六角レンチ)の付属は無かった。
このあたりの仕様がもしかしたらメーカー事に違うかも知れない。
ちなみに、ホライズの場合は押さえ金具は不要。

設置方法は理論的には簡単。
元から付いているセンタースタンドを外し、ダブルレッグスタンドを付け、足の長さを調整するだけ。

ただ私のホライズの場合は、純正のセンタースタンドのボルトが鬼のように固く閉まっており、私が持っている10cmぐらいの六角レンチだと外すのがかなり難儀だった。
これが俗に言う「鬼トルク」ってやつか。もしくはロックタイトの威力か。
私は比較的力がある方だが、それでも渾身の力で、六角レンチが折れるんじゃないかという力でやってやっと外れた。
途中で、もしかしたら逆ネジなんじゃないかと思ったほどだ。
もちろん車体によるだろうが、私の車体はそんな感じだった。

長い六角レンチがあればもっと楽に外せたと思うので、そんな工具をいつか買いたい。
※六角レンチにハンマーで衝撃を与える方法も考えたが、失敗すると取り返しがつかないことになるので私は避けた。

ダブルレッグスタンドの接合部は肉を叩く道具みたいに凹凸があってフレーム側が傷つきそうなので、間に別途用意したゴムシートを挟むことにした。

本体側は8mmの六角レンチで取付。足の長さの調整は4mmの六角レンチで調整。
一番短い位置だと、ホライズの場合は足が届かなかった。
たぶん下から3番目ぐらいが妥当かも知れないが、私は諸事情により下から5番目の穴にした。
※玄関に段差があって前輪が室内に入っている状態なので、長めにしないと足が届かない。
当サイトの写真は、下から5番目に設置した状態(高め)なので注意。

ボルトは緩まないようにロックタイトを塗るべきか、錆びて固着しないようにグリスを塗るべきかわからない。
口コミだと緩みそうなのでロックタイトの方なのかな。
とりあえず、ボルトには何も付けないことにした。
緩むならロックタイトを塗ってみるし、緩まないなら半年~1年ごとに緩めて錆びていないかチェックして締めなおす。

ここで残念なお知らせだが、私のホライズに取り付けたら停車時(スタンド時)にクランクが干渉してしまった。
干渉するのは5mmぐらい。おしい。
個体差で干渉しない可能性も無くも無い。
一番短い位置だと、さらにプラスチックのケースの分だけ干渉する。

いつかBBを交換するときに、今よりちょっとだけ長いものに変えたい。(出来るか不明だが)
BBスペーサーってやつで調整出来るかも知れないが、圧倒的に知識が足りないので、とりあえず干渉の件は後回し。
押さえ金具だと多少位置を変えられる可能性があるが、フレームに傷が付きそうなので却下。

■設置後の感想

スタンドを立てた状態は冒頭の写真の通り。
3点接地ながら、倒れそうな雰囲気は無し。
垂直に自転車が立っているのが気持ちいい。

スタンドを折りたたんだ状態
スタンドを折りたたんだ状態
折りたたんだときの見た目は、まったく違和感がない。
純正と言っても通用しそうな雰囲気。
懸念していた(スタンド跳ね上げ時の)クランクとの干渉や、ディスクブレーキとの干渉もまったくない。

スタンドを立てたときのクランク干渉は残念だったが、それでもサドルを下ろさなくても良くなったし、メンテ時もタイヤ逆回転なら問題ないしで、そこそこ満足のいく買い物になった。

ちなみにダブルレッグスタンドを取り付けた後はシーソー状態で、ややフロント側の方が重い感じ。
付けるパーツによっては、前と後ろのどちらが浮くかわからないかも。
前輪が浮くとハンドルがプラプラしてしまうので、見た目的にも運用的にもあまりよくない。
リア側は鍵をぶら下げ、フロント側はライトなどのパーツを付ける予定なので、今後どうなるか。
後輪が浮くようなら、フロント側を下げるためにフロントキャリアやフロントバッグを付けるのもありかも。
今後の課題。

<<使用工具の覚書き>>

・8mmの六角レンチが必要
・足の長さを変えるには4mmの六角レンチが必要
・ゴムスペーサーは様子を見て交換
・BB交換時は長さに注目